のい歯科クリニック

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  インプラントのメリット、デリット

    奥歯を失った場合

 

 たとえば奥歯2本を失った場合、元気な歯を支えにする「ブリッジ」を装着するのが現在の治療の主流です。
 歯周病やむし歯などで歯を失った場合、従来、部分入れ歯やブリッジという方法で機能を回復させてきました。ブリッジは、抜けてしまった歯の両脇の歯がしっかりしている場合に、その歯を土台にして橋のように人工の歯を装着する方法です。自分の歯と同じように噛むことができ、固定式で違和感がなく、比較的治療期間が短くローコストといったメリットがありますが、支えになる両方の歯を削らなくてはなりません。そのため、もともと健康な支えとなる歯に負担がかかり、歯をだめにするケースもあります。そのような問題を解決したのが、第2の永久歯とも呼ばれるインプラント。失われた歯の下のアゴの骨の中に、人工的なチタンの歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。従来の治療法と比べると費用が高いなどの問題はありますが、噛む力、味覚が低下しない、天然歯の負担を減らし、天然歯を守る、審美性が高いといったメリットのある魅力のある治療法です。

      ブリッジでの治療


   インプラント治療

 


古代ローマ時代からの夢!


 抜け落ちた歯の代わりを歯槽骨に差し込んで、歯と同様の機能をさせようとする試みは、古代ローマ時代からあったといわれていますが、当時の技術では歯槽骨にしっかり結合できず、うまくいかなかったようです。80年代に入って、宇宙開発などで利用される、最先端科学による新素材「チタン」が、古代から果たせなかった夢をかなえます。スウェーデンのブローネマルク教授が新素材「チタン」が骨と結合しやすいことが発見されたのです。こうして、「体にとって毒性がない」「体の拒絶反応を引き起こさない」「体によく馴染む」「咬合圧(咬む力)に耐える強度をもっている」といった、それまでの課題をクリアするチタン製の人工歯根が誕生しました。インプラント治療をひと言で表現するなら、「入れ歯に代わる新しい技術」です。ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯は、歯根がないためいろいろなデメリットがつきまといました。支えとなる健康な歯を削ったり、噛めない、痛い、落ちる、しゃべりにくいなど従来の入れ歯の問題を一挙に解決し、「入れ歯」の不具合から解放することになったのがインプラント治療です。いまでは1本のインプラントを10分程度で装着できるようになりました。
 私は、人の幸せに役立つものであれば、新しい技術をどんどん取り入れてまいります。インプラントの技術は患者さんの笑顔をつくるすばらしい技術です。ただし、天然歯に近い機能を回復させるこの治療法にも、メリット、デメリットはあります。費用、治療期間、全身的な健康状態などしっかりチェックして、納得のいく正しい選択をすることが大切です。

  インプラント治療
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